パート1 : イエスと共に過ごす
聖書 | 祈り | 賛美
ご自分に従うようにと弟子たちに言ったのは、彼らをご自分のそばに置くためでした。イエスの弟子たちはイエスと共に旅をし、時間を過ごし、食事をしました。 彼らは宣教のために遣わされたとき以外は、基本的にいつもイエスのそばにいました。
マルコの福音書 3章14節
14「イエスは十二人を任命し、彼らを使徒と呼ばれた。それは、彼らを ご自分のそばに置くため、また彼らを遣わして宣教をさせ...るため であった。」
イエスと共に過ごすのはなんのため?
どんな仕事を学ぼうとしている弟子であっても、まずは師匠のそばで師匠の し て い る こ と を 真 似 る 必 要 が あ り ま す 。私 た ち も イ エ ス と 共 に 時 間 を 過 ご す ことなしに、イエスのようになったり、イエスの働きに参加したりすることは できません。しかし、イエスの弟子がイエスと共に過ごすのには、さらに大切な
理 由 が あ り ま す 。そ れ は イ エ ス が 神 だ か ら で す 。イ エ ス と 共 に 過 ご す 時 間 は 、 神との交わりを楽しむ時間です。
はじめに神が人を造った理由は、人が特別な関係の中で神と共に生きるため でした。1 創世記に描かれているのは、神が人(アダムとエバ)と共に歩むため にエデンの園に来られる場面です。しかし神が来られた時に人は神から隠れ ました。なぜでしょうか。人は罪を犯してしまったからです。2 罪によって人は
神との交わりも、神と共にいる喜びも失ってしまいました。
しかし神は、人間が神との関係を回復するための道を与えてくれました。その 究極的な方法が、神が人となりこの世界に来られたイエスキリストです。3 そして 神はいつか新しい創造をもたらすことを約束しておられ、その日には神と私た
ちの関係が永遠に回復します。4 では、今はどうなのでしょうか。私たちはイエス が天に昇り、また戻って来るまでの間の期間を生きています。その私たちに
イエスは素晴らしい約束をくれています。「見よ。わたしは世の終わりまで、 いつもあなたがたとともにいます。」5
今もイエスは私たちと共にいます。それもイエスが肉体を持って地上にいたと き以上に私たちの近くにいてくれます。なぜならイエスは、神のものとなった クリスチャンのうちに住む聖霊を通して私たちと共にいるからです。6
どのようにすればイエスと共に過ごせるの?
イエスはいつも私たちと共にいます。問題は私たちがそれに気がつかない ことです。私たちは簡単に他のことに気を取られて、イエスが共にいることを 忘 れ て し ま い ま す 。 新 し い 創 造 で は 、イ エ ス の こ と を 忘 れ る こ と は も う あ り ません。しかし今は、イエスの弟子として、イエスが共におられることを意識す
るための訓練が必要です。 イエスが共にいることを意識するための土台となる三つのステップが「聖書」、 「 祈 り 」 、「 賛 美 」 で す 。 聖 書 は こ の 三 つ を イ エ ス の 弟 子 が 行 う べ き こ と と し て
教えています。しかし、これらはクリスチャン生活の土台となるものですが、 私たちの最終目的ではありません。私たちの最終目的は神と共に過ごすことを 楽しむことであり、この三つのステップはそこに私たちを導いてくれるものです。
1 Genesis 1-2
2 Genesis 3:8
3 John 1:14
4 Revelation 21:3
5 Matthew 28:20
6 John 14:18-23, 16:6-7, Galatians 4:6, Ephesians 2:22, 3:17